シャーペンの芯折れを防ぐ全方位防衛のデルガードシステム
2014年の発売以来、折れないシャーペンの雄として君臨し続けているゼブラのデルガードシリーズ。
学生から大人まで幅広い世代から愛されているシャーペンですが、初代の登場からデルガードシステムを搭載しつつも、特徴的な機能をあわせ持ついくつかのタイプが発売されてきました。
この記事では『ゼブラ デルガード』の各タイプについて、使い勝手や使用感などを綴ってまいりますのでどうぞお付き合いください。
〇 いろんなタイプのデルガードがあるけど、結局どれが使いやすい?
なぜ、デルガードを選んだの?
【芯の折れないシャーペン】は文具メーカー各社が商品を発売し、しのぎを削る市場でございます。
各社ともに折れない機構を開発して商品化し市場に投入しているのですが、その中でなぜデルガードをフィーチャーしたのか。
それは縦方向のみならず、斜め方向の圧にも対応しているからですね。
シャーペンで字を書くときはペンを立てて持つでしょうか?
筆で文字を書くなら立てて持つでしょうが、シャーペンだったら斜めに持って書く人が多いですよね。
筆圧に反応してペン先や芯が引っ込むというのが、折れないシャーペンのメカニズムですが、ほとんどの商品が縦方向の圧にしか対応できていないんですよね。
ナナメからの筆圧にペン先が出ることで芯折れをガード。
ペン先が出る、折れをガード。
デルガード。
この機構を開発するのには、大変な苦労があったことでしょう。
デルガードシリーズの使用感
芯を守って書き続けられるシャーペン、デルガードのタイプ別の使用感をみていきましょう。
ちなみに使用しているシャー芯は、デルガード純正の濃さがBで太さが0.5でございます。
デルガードノーマルタイプ
ボディからグリップ部分までプラスチック製のベーシックなスタイル。
ノック感は少し固め、キャップの先端に丸い穴が開いていて、ノックのたびに親指が穴に食い込んでちょっと気になりますね。
ボディが軽いのでペン運びは楽にできます。
グリップ部分は透明になっていて、デルガードシステムの動作が見れるので楽しいですね。
滑り止めのウェーブ加工がされていて持ちやすいのですが、グリップがプラスチックで固いので、長時間の筆記になると指が疲れてしまいがちです。
折れないシャーペンを手軽に使いたいなら、ノーマルタイプでも十分に満足できますよ。
デルガード Type-ER
Type-ER(イレイザーの略ですかね?)
ノック部に飛び出る消しゴムが内蔵されており、ペンを逆さにすると消しゴムが出てきて素早く字消しをすることができます。
ペンを元に戻せば消しゴムも引っ込むという、なかなか面白いギミックとなっております。
ノックは少し軽めで芯を出しやすく、ラバーグリップで滑り止めもバッチリです。
ペン重も軽く重心がグリップ側にあるので筆記もしやすいですね。
ただしクリップが省略されているので、ポケットに入れて持ち運ぶというのがやりにくいです。
速記をするときなどにはType-ERが向いていますよ。
デルガード Type-GR
Type-GR(グリップの略ということ?)
柔らか素材のグリップってぷにぷにしてていつまでも触れていたいですよね。
デルガードシステムで芯が折れない、やわらかゲルグリップで長時間疲れない、と筆記ストレスから解放される性能になっています。
ただノック部がノーマルタイプと同じ仕様なので、ノックのたびに親指に食い込んじゃいますね。
ペンの直径が太めなのも好みが分かれそうです。
たくさんの字を書くとき、長い時間筆記をするときにはType-GRが重宝しますよ。
デルガード Type-Lx
Type-Lx(えーと、ラグジュアリーですかね?)
金属製のボディが高級感を演出するシャーペンに仕上がっています。
ノックの感触もよく、ボディサイズも太すぎず細すぎずの持ちやすいラインになっています。
金属ボディのため、当然ながらペン重は重たいですね。
重たいペンは筆圧をかけなくても字が書けるし、安定感があり使いやすいと感じる人もいれば、ペンが重たかったらすぐに疲れてしまうから使いにくいと感じる人もいますので、そこは一長一短といった感じです。
しっかりと安定した字を書きたい、所有欲を満たしたいと思うならばType-Lxが役に立ってくれますよ。
結果、どのタイプがおすすめなのか
この記事では折れないシャーペン『ゼブラ デルガードシリーズ』の使用感について綴ってまいりました。
個人的印象ではType-Lxが総合的にみて使いやすかったですね。
金属ボディの安定感と筆圧をあまり必要としない滑らかな書き心地がよかったです。
次点でType-GRですね。
やわらかいグリップと軽いボディで長時間の筆記にも集中できる使い心地でした。
Type-Lxのグリップがやわらかゲルグリップなら最高だなという感想でございます。
みなさんも折れないシャーペンを使ってストレスのない筆記環境を手に入れましょう。
ペンの使いやすさ次第で作業効率は大きく変わりますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。