日本の鉛筆の歴史を刻む海老茶色のuni鉛筆が、タッチペンに姿を変えてやってきました。
見たことのある人結構いますよね、茶色っぽいカラーの鉛筆たちを。
三菱鉛筆が発売する高級鉛筆uniは、なめらかな書き心地が好まれて、高価ながらも大ヒット商品となりました。
発売から60年以上が経過したuniシリーズに、現代文具のタッチペンが仲間入り。
この記事では、鉛筆同様の高い品質を目指して開発された、見慣れたボディカラーのタッチペン『三菱鉛筆 uniタッチペン』の使用感などについて綴ってまいりますのでどうぞお付き合いください。
○ 定番のデザインもいいけど、ちゃんとタッチペンとして使えるの?
タッチペンが主役を張る時代
20年ほど昔に、PDAという小型の情報端末が流行した時期がありました。
手のひらサイズのPDAを持ち、液晶画面をスタイラスペンでピッピと操作するビジネスマンやガジェット好きを、当時はよく見かけたものです。
その頃は液晶を押す圧力で操作を認識するシステムでしたので、専用のペンも本体に付属の細い棒みたいなものでした。
一般的に知られているものだとニンテンドーDSのタッチペンみたいな感じですね。
PDAは通信機能を搭載したものが発売されたりした後に、スマートフォンの登場によって後進に道を譲ることになります。
技術は進歩をしていますが、現在でもデバイスの操作にペンを用いたりするのは、人間の性なのでしょうね。
スマホ時代初期のタッチペンは、ボールペンのノック部分に付いたりしているオマケ的なものが多かったのですが、スマートフォンやタブレットの普及や、GIGAスクールのスタートなどで、今となってはタッチペン単体の商品展開をするメーカーも増えてきました。
文具として主役を演じることになったタッチペンは、どんな性能を見せてくれるのでしょう。
三菱鉛筆uniタッチペンの使用感
高級鉛筆uniのボディを継承した、持ちやすいタッチペン『uniタッチペン』の使用感をみていきましょう。
植毛繊維がタッチ感をなめらかにする
タッチペンのペン先は、導電性のゴムがドーム状になっているイメージですよね。
ゴムのペン先は、プニプニして気持ちよく使えるのですが、反応が鈍かったり、画面にうっすら跡がついちゃうことも…。
そこで新たに導電性繊維をドーム状に編み込んだペン先が登場しました。
繊維はゴムより感触がサラサラで、タッチやスライドもしやすくなっています。
それでも十分に使えるのですが、uniタッチペンのペン先は、さらなる進化を遂げた導電性繊維植毛ペン先となっております。
植毛のペン先は、編み込んだものよりも画面との親和性が高いので、軽い力でなめらかにタップやスワイプをすることができます。
誰もが扱いやすい性能にすることで、GIGAスクールに臨む子供たちにも、安心して薦められるタッチペンに仕上がっていますね。
鉛筆そのままの形がいいのです
小学生の子供たちは、基本鉛筆を使って学習をしています。
GIGAスクールになったとしても、根本として鉛筆の持ち方は忘れないでほしいですし、子供たちも持ち慣れた形状のタッチペンのほうが、すんなり使い始められますよね。
uniタッチペンなら、子供たちもいつもの筆記感覚でタッチすることができますので安心できますよ。
転がり防止のキャップにスペアあり
六角形のボディなので、そもそも転がりにくいuniタッチペンですが、キャップ付でさらに転がりに強くなっています。
植毛繊維を守るためのキャップをよく見ると、キャップ上部がネジ式になっており、開けるとペン先のスペアがひょっこり顔を出すんですね。
ペン先は繊維でできているので、使用していくうちに摩耗していきます。
反応が悪くなってしまったときに、すぐスペアに取り替えられるのは便利ですよね。
キャップオンキャップグッジョブ。
細さも鉛筆のままだったら持ちやすいよね
高級鉛筆uniに色も形も寄せてきたuniタッチペン。
プラスチック素材なので、重さも本物の鉛筆とそれほど変わりません。
ただ、直径がリアルの鉛筆よりもひと回り大きくて、握った感触がガッチリしております。
手の小さい小学生が使うのには、少し太いのかもと感じました。
ペン先の接地面積確保を考えると仕方ないのかもしれませんけどね。
鉛筆からタッチペンへと進化のバトンを繋ぐ
この記事では、文具好きの心をつかむ定番デザインの上質なタッチペン『三菱鉛筆 uniタッチペン』の使用感などについて綴ってまいりました。
使い慣れた鉛筆と同じ六角軸が握りやすいので、タッチペンへの移行もスムーズにできますね。
子供たちには扱いやすさを、大人たちにはノスタルジーとロマンを与えてくれる、そんなデザインのタッチペンですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。