振動軽減ペンでおなじみbLenシリーズに多機能ペンが登場して、ストレスフリーな使い方がひろがります。
筆記振動という単語を夜に知らしめたボールペンブレン。
書きやすさの着眼点を変えた商品コンセプトで大ヒットしていますよね。
単色、3色に続き多機能ペンで充実のラインナップとなりました。
この記事では振動制御でブレない多機能ペン『ゼブラ ブレン2+S』の使用感などについて綴ってまいりますので、どうぞお付き合いください。
○ ブレずに書きやすいbLenだけど、多機能ペンも書きやすいの?
○ 多機能ペンは高価なものが多い…手頃で使いやすいものはない?
部品の多いペンは振動がつきもの
紙にペンが触れると起こる振動や、ペン内部で部品同士が接触すると発生するノイズ。
書く作業をするときは、そのような多少の筆記振動を気付かないうちに感じてしまい、ストレスが溜まっていました。
ブレンは振動の発生源に処置をすることで、ノイズを抑制し、ストレスフリーな書き心地を実現しました。
ボールペンとシャーペンを備えた多機能ペンは、部品の数も多くて干渉しがちですし、構造も複雑ですよね。
多機能ペンの振動制御をブレンはどのようにして達成したのでしょうか。
ゼブラ ブレン2+Sの使用感
2色ボールペン+シャーペンの多機能ながらブレない仕組みがストレスを感じさせない『ゼブラ ブレン2+S』の使用感をみていきましょう。
各部のスキマをなくして振動抑制
ブレン単色やブレン3C(3色ボール)に搭載されているブレンシステムが、ブレン2+Sでもしっかり採用されています。
スキマをなくすことで筆記振動を抑えていくのですね。
リフィルはリボルバーのシリンダーみたいな収納部に格納されているのですが、収納部分とリフィルはほぼスキマなく収まっています。
格納の穴は3つそれぞれに独立していますので、芯同士が干渉し合うことも、通常の使用ではほとんどありませんね。
ペン先でもブレスシステムが活きています。
筆記中に口金とペン先が必要以上に接触し合わないように、芯をホールドする部品が内蔵されているのです。
リフィル自体も、ホールド部品との径を合わせるために、ボールペンとシャーペンのペン先の直径を同じにして対応しています。
ここまで振動制御にこだわれば、安定したストレスのない筆記は約束されたようなものですね。
重心だってこだわっているんです
ブレンのシームレスなデザインは、先進的で一体感があっていいですよね。
その中でアクセントになっているのが、金属製の口金部品でございます。
この金属部品のおかけで、重心がペン先に向いて、低重心のどっしりしたブレない筆記に役立ってくれます。
多色多機能ペンは、構造的にペンの上部にいろんな部品が集中してしまうので、重心もペン尻にいきがちなんですよね。
それを見越して、低重心を目指した設計をされているのは素晴らしいなと感じました。
シームレスなスライドボタンで邪魔にならない
ブレン2+Sはスライド式の多機能ペンになります。
ロータリー式や振り子式に比べて、スライドボタンが邪魔になりがちのスライド式なのですが、ブレンのボタンはゴムのパーツがちょこんとあるだけのあっさりしたものです。
シャーペンのボタンは芯出しのことを考えて少し出っ張っていますが、特に気になるほどに大きさではありませんね。
でもシャーペンのノックがしづらいです、デザイン優先なのかはわかりませんが、芯出しのたびに親指がへこんじゃいます。
タイプ別の個性はありません
筆記用具というよりは、芸術的なオブジェのようなスタイルのブレン。
年齢性別を問わないスマートさとキュートさを兼ね備えたフォルムで特に女性に人気のペンでございます。
ブレンのデザインは、最初に発売された単色タイプの時点で完成されたものであり、多色タイプも多機能タイプもそれを踏襲したものになっています。
逆に言うと、どのタイプもほぼ同じフォルムなんですよね。
ブレン3Cとブレン2+Sにいたってはどこが違うのかまったくわかりません。
私自身、多機能タイプを店舗で購入するとき、間違ってブレン3Cを手に取ってしまうくらいでした。
口金のカラーを変えるとか、グリップのパターンを変えるなど、いくらでもやりようはあったと思うのですが、これではブレンシリーズがひとつのペンケースに入っていたら、使うたびに取り違えたりしちゃいそうですね。
淡い色味のボディカラーでそっと寄り添う
ブレンは2018年の発売以降、限定色や新定番色などいくつかのカラバリを展開させてきました。
そのほとんどがパステルカラーやくすみカラーなどの淡いカラーリングなんです。
ビビッドな色の筆記具もおしゃれで個性が出ていいのですが、ソフトなカラーで環境になじむペンも、存在感では負けていません。
優しい印象で、見た目からもストレス軽減に役立っているのですね。
書くストレスを解放していこう
この記事では、振動制御という観点から、書き心地のよさを追求した多機能ペン『ゼブラ ブレン2+S』の使用感などについて綴ってまいりました。
ペンの書き味を左右するのは、インクやグリップ、芯の太さ、本体の重量などさまざまな要因が絡むのですが、振動によるストレスという視点は、ブレンが登場するまで注目されていませんでした。
書きやすさに対する新たなアプローチで成功したブレン。
多機能ペンがラインナップされて死角なしですね。
安価で求めやすく、デザインもスマートなストレスフリーの多機能ペンで、快適な筆記生活を送りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。