無駄なところがなくシンプルなミニマルボディ。
その名の通り前衛的なスタイルで、3つの役を難なくこなす多機能ペン。
ドイツの老舗文具メーカーが放つ多機能ペンは、デザインも仕組みもアバンギャルド。
小さなボディに隠された振り子式の機構を使いこなせば、手放せなくなる相棒になってくれます。
この記事では多機能ペンの中でも有名な『ステッドラー アバンギャルドライト』の使用感などについて綴ってまいりますので、どうぞお付き合いください。
○ ステッドラーって世界的に有名なメーカーだけど、多機能ペンは使いやすいの?
○ アバンギャルドっていうけど、どのへんがアバンギャルドなの?
振り子式多機能ペンの魅力
多色多機能ペンは、ひとつの本体にいくつかの種類の芯が内蔵されているので、とても便利ですよね。
多機能ペンの仕組みには、スライド式・ロータリー式・ツイスト式・振り子式があり、それぞれに繰り出しの仕方が違います。
スライドノックや回転式の多機能ペンはよく見かけるのですが、振り子式のペンはちょっと珍しいので、見たことがない人も結構いるはずです。
ペン本体をくるりと回し、おもりを当てて芯を出すという振り子式の特殊な機構は、使用するたびに楽しい気持ちにさせてくれる、手品のような仕組みでございます。
文具の総合メーカーが送り出す振り子式多機能ペンは、どんな使い心地を魅せてくれるのでしょうか。
アバンギャルドライトの使用感
コンパクトボディに機能が満載のマルチペン『ステッドラー アバンギャルドライト』の使用感をみていきましょう。
小さくて軽い携帯性に優れた振り子式ペン
多機能ペンの利点は、一本で何役もこなせることなので、これさえ持っておけば大丈夫という安心感を気軽に持ち歩けるということが重要です。
アバンギャルドライトは、ペンの全長13㎝で一般的なペンに比べてコンパクトになっていますので、扱いやすく、携帯しやすいですね。
重さも14gと軽量なので、持ち歩くためのペンとして十分に活躍できる仕様となっています。
スタイリッシュなデザインが逸品
すらりとシンプルなフォルムながら、ノックボタン・クリップ・口金・グリップなどの要所で丸みを持たせた優しい加工が、愛着を湧かせてくれますね。
グリップ部分のティアドロップ型滑り止めも、温かみのある感触で心地よい筆記に一役買ってくれます。
洗練されたスタイルがオーナーの心を満たしてくれる、そんなうっとりする愛されボディのペンなのでございます。
4C規格のリフィル対応で自由度が高い
海外製品のボールペンって、外装はカッコいいのですが、肝心の書き味はそこまでいいものだとは感じませんよね。
日本製のボールペンのほうが書き味やなめらかさなど、優れた部分が多いのです。
外国製のカッコよさと日本製の書きやすさが合わされば、最高のペンが誕生します。
それを可能にしてくれるのが、4C規格に対応した日本製のリフィルでございます。
高額な多色ペンなどによく用いられる替え芯の規格が4Cで、アバンギャルドライトも対応をしています。
ジェットストリームをはじめとする、国産のお気に入りを使って、書きやすい多機能ペンに変身させちゃいましょう。
豊富なカラーラインナップであなただけの一本を選べる
アバンギャルドライトは、10色展開のラインナップで年代性別問わず好みの色を選ぶことができます。
白・金・銀・桃・橙・緑・青…どれもマットな質感の加工がされていて上品に仕上がっています。
アバンギャルドライトキャリアという、ビジネスシーン向けのモデルもあり、落ち着いた色合いの5色展開と、大人のカラーリングになっていますので、仕事で使おうと思っている方はキャリアのほうも選択肢に入れてみてください。
もう少しで最強のペンになれるんです
見た目や機能は抜群にいいものを持っているアバンギャルドライトですが、使用していると気になる部分もあります。
まず、携帯しやすいコンパクトボディなのに、クリップが固すぎて胸ポケットに差しづらいんですよね。
せっかくの優れた携帯性がクリップひとつでもったいない結果になってしまいます。
あとは、ペン重が軽すぎるのと、全長が短いことがあだになって、手の大きい人が使うとホールドしづらく感じます。
軽くて重心が定まらず、短くて手にフィットしてくれないので、フワつくペンを抑え込もうとして握る力が強くなり、結果として筆記疲れが起こりやすくなってしまいます。
大人の男性が使うには、少し小ぶりなのかもしれませんね。
これさえあればそれでいいという存在
この記事では、文具メーカーステッドラーのミニマル多機能ペン『アバンギャルドライト』の使用感などについて綴ってまいりました。
小さいボディに振り子式のギミック、1本3役の便利さとスマートなデザインが多機能ペンの可能性を広げてくれる、そんなペンでございます。
文房具もアバンギャルドなくらいがちょうどいい、コンサバティブなあなたも筆記具くらいは攻めてみてもいいんじゃない?
手にするペンしだいで、仕事も学びもアグレッシブになれますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。