文房系アイテムをピックアップするウェブログ
リン片方

曹洞宗のお葬式ってどんな流れ?【さらりと解説】

リン片方

仏教を開いた人物といえばお釈迦様ですね。

毎年4月8日のお釈迦様の誕生日には『花まつり』という行事が催されて、お釈迦様のバースデーを祝います。

そんなお釈迦様が説いた仏教はインドから中国そして日本へと伝わっていきました。

お釈迦様の教えを弟子から弟子へと受け継いでいくことを重視し、その系譜を『血脈(けちみゃく)』として残していく仏教が曹洞宗なのです。

この記事では曹洞宗のお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりますのでどうぞお付き合いください。

こんなお悩みを持つあなたへ…
○ 曹洞宗の家系なので、お葬式などについて知っておきたい
○ 参列する葬儀が曹洞宗なので基本的なことが知りたい

曹洞宗ってどんな宗教なのです?

hatenaguys

曹洞宗は鎌倉時代に比叡山で学んだ道元禅師が、中国で禅宗のひとつである曹洞禅の『只管打坐(しかんたざ)』を受け継ぎ、帰国後に曹洞宗のベースを築きました。

その後の室町時代に瑩山禅師が禅を大衆化していき曹洞宗を大きくしていきました。

只管打坐』は曹洞宗の教義のメインとなります。

只管=ただひたすらに

打坐=坐禅をすること

坐禅をすることで悟りを開く、坐禅をしている姿こそが仏の姿そのものを映しているという教えなのですね。

同じ禅宗でも、『禅問答の公案』を行なう臨済宗とは対照的に曹洞宗では何も語らず、ただそこに坐るのみという修行になります。

本尊は釈迦如来南無釈迦牟尼と唱えます。

曹洞宗の坐禅は『瞑想』と言い換えるとイメージがしやすいですね。

曹洞宗のお葬式

プレイウーマン

曹洞宗でのお葬式の意味は故人を偲びつつ死後の世界へ送ることと、その儀式をもって導師が故人のみならず遺族や参列者をも導いていくことにあります。

故人が仏弟子になり仏の世界へ入っていけるのだから、みなさん安心してくださいね』という導きなのですね。

メインの儀式は故人を仏弟子とするために戒律を授ける『授戒』と、仏の世界へ導くための『引導』のふたつとなります。

曹洞宗の葬送儀礼

地域や寺院によって多少異なる部分があると思いますが、曹洞宗のお葬式の流れは以下のようになります。

  1. ていはつ【剃髪】……導師がカミソリを持ち『剃髪偈(ていはつげ)』という出家作法のお経を唱えて髪を剃る仕草をする
  2. さんげもん【懺悔文】…故人生前の罪や業を懺悔し身を清らかにして入滅することを願う
  3. さんきかいもん【三帰戒文】…仏・法・僧の三宝に帰依するという文章を読み上げる
  4. さんじゅうじょうかい【三聚浄戒】…戒律を守り、仏法を守り、人々のために尽くすという、仏の基本となる教えを授ける文章を読み上げる
  5. じゅうじゅうきんかい【十重禁戒】…仏弟子となったものが行ってはならない10の戒律を授ける
  6. けちみゃくじゅよ【血脈授与】…釈迦牟尼仏から続く教えの系譜が書かれた血脈を故人へ与える
  7. にゅうがんふぎん【入龕諷経】…観音菩薩を讃える呪文である『大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)』が読まれ、回向文が唱えられる
  8. がんぜんねんじゅ【龕前念誦】…故人が仏弟子となり悟りの道へ進めることを願い、仏の名を唱え仏教の経典である『舎利礼文(しゃりらいもん)』を読み、回向文を唱える
  9. こがんねんじゅ【挙龕念誦】…仏の境地へ導くお経『大宝楼閣陀羅尼(だいほうろうかくだらに)』を読み、キン・タイコ・ハチを順番に鳴らす鼓鈸三通(くはつさんつう)を行なう
  10. いんどうほうご【引導法語】…導師が故人を仏の世界へ導くため、法語により激しく、時に優しく悟りを説いていく
  11. さんとうねんじゅ【山頭念誦】…仏弟子となった故人が仏性を覚醒できるように祈願する
  12. えこう【回向】……回向文を唱えて道元禅師の著書より抜粋された『修証義(しゅしょうぎ)』が読まれる、ここで焼香を行なうことが多い

ちなみに通夜では『修証義』や『舎利礼文』が読まれ、法話を行なうという流れが多いようです。

曹洞宗における坐禅

坐禅と聞くとどんな情景を思い浮かべるでしょうか?

棒を持ったお坊さんがいて、坐禅中に少しでも動くとペシッと打たれる…というイメージだと思います。

曹洞宗の修行のメインとなる坐禅は、前述のとおり只管打坐です。

悟りを開くための坐禅修行を達成するための坐禅という考え方とは少し異なるようで、坐禅をする姿自体が仏の姿としてうつその姿こそが悟りの姿であるというのです。

…なかなかに難しい解釈なのですが『坐禅は目的のための手段ではありませんよ』ということです。

全ての人へ思いやりの心を…

紫立ちタルクも

曹洞宗ではすべての人間がこの世に生まれたときすでに、仏の心を与えられていると考えます。

自他問わずに命を大切にする心、思いやりをすべての人間が生まれ持っているのです。

日々の生活に流されて、本来人間が備えている思いやりの気持ち、仏の心に気づけなくなってしまいがちです。

葬儀においては故人に対する思いやりと感謝の気持ち、遺族に対する思いやりと慰めの気持ち、本来人間が持っている仏の心を思い出し営むことが大事なことですね。

この記事では曹洞宗のお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりました。

葬儀参列の参考になれば幸いでございます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

リン片方
お気軽にフォローどうぞ!