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プロテスタントのお葬式ってどんな流れ?【さらりと解説】

三位一体(さんみいったい)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

この言葉はキリスト教の根底にある教えで、父(創造主)と子(イエスキリスト)と聖霊(聖なる魂)が神を示す姿であり、父と子と聖霊はそれぞれ違う存在であるという考え方です。

…ちょっとよくわからないですね、父と子と聖霊が合体して神になるということではないようですので、神を構成しているのが父と子と聖霊と考えたらしっくりくるかと思います。

信者でない人にとっては当然馴染みのないキリスト教ですが、お葬式も決まりごとの中で行なわれています。

お葬式といえば仏式を思い浮かべてしまいがちですが、キリスト教のお葬式は祈りと歌で神に感謝する厳粛な儀式となります。

この記事ではプロテスタントのお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりますので、どうぞお付き合いください。

こんなお悩みを持つあなたへ…
○ プロテスタントの家系なので、お葬式について知っておきたい
○ プロテスタントのお葬式へ行くことになったが、どういう流れがわからない

プロテスタントってどんな宗教なのです?

キリスト教がイエスキリストの復活と教えを信仰する宗教であることは知っている人も多いと思います。

そんなキリスト教ですが、16世紀に教団内部で宗教革命が起こり分裂をすることになります。

宗教革命でローマ・カトリック教会から分離した教派がプロテスタントなのです。

プロテスタントもキリスト教のひとつですのでキリスト信仰と聖書の教えを拠りどころとしていますが、カトリックのように聖職者という立場を設けることなく、キリスト者(キリスト教の信者)はすべて祭司であるという万人祭司のスタンスを採用しています。

プロテスタント教会では、教職者として牧師が教会の運営と指導を担当しています。

牧師という名称は羊飼いの牧者に由来していますので、迷える子羊を導いていく指導者といった意味合いなのでしょうね。

プロテスタントのお葬式

プロテスタントにおいてお葬式とは、故人を讃えて安らかなる平安を祈るというものではなく、故人を交えて神へ礼拝をする場であると考えます。

日本人の心情として、故人がメインではないお葬式というのは違和感をおぼえるところですが、全てを神に委ねて復活の恵みをいただくという約束が示されることで、遺族や参列者に慰めを与えるというスタンスを理解したうえでお葬式に参列するという心持ちが必要となります。

プロテスタントの葬送儀礼

教会によって儀式進行が変わることも多いですが、プロテスタントのお葬式の流れは以下のようになります。

プロテスタントでは通夜を前夜祭、葬儀を葬儀式と呼ぶことが多いです。

  1. ぜんそう【前奏】……オルガンやギターなどの楽器が奏でられる中、一同静粛にて心を落ち着かせる
  2. まねきことば【招詞】…聖書朗読が行なわれる
  3. さんびか【讃美歌】…一同起立にて讃美歌を歌う、もしくは奏楽を聞く
  4. せいしょ【聖書】……説教に関連する聖書の箇所を朗読する
  5. きとう【祈祷】……一同で祈りを捧げる
  6. さんびか【讃美歌】…3に同じ
  7. せっきょう【説教】…故人の略歴紹介とともに、牧師より生死にかかる聖書の教えが説かれる
  8. きとう【祈祷】……牧師による祈りが捧げられる
  9. さんびか【讃美歌】…3,6に同じ
  10. しゅくとう【祝祷】…参列者一同へ神の祝福があるように一同起立にて祈る
  11. こうそう【後奏】……一同起立のまま黙祷し葬儀式終了となる
  12. けんか【献花】……遺族・参列者による献花を行なう(献花は不要とする教会もあります)
  13. いぞくだいひょうあいさつ【遺族代表挨拶】…喪主もしくは喪主代理が遺族挨拶をする

ちなみに前夜祭でも、葬儀式とほぼ同じ儀式の流れをとることが多いです。

プロテスタントとカトリック

キリスト教の教派は大きく分けて、『カトリック』『プロテスタント』『正教会』の3つがあります。

日本ではあまり馴染みのない『正教会』は、11世紀ごろにキリスト教を国教としていたローマ帝国が分裂したことにより分かれた教派になります。

カトリック』と『プロテスタント』は前述のとおり16世紀に起こった宗教改革により分裂した教派になります。

なぜ宗教改革が起こってしまったのかというと、当時のローマ教皇による免罪符の販売という行為が、信仰による救いではなく善行(いわゆる献金)によって救いを与えていることを示していたからなのです。

教会の建築費用捻出などが目的であったのかもしれませんが、お金を積めば罪が赦され天国へ行けるという歪んだ思想が蔓延っている状態だったのですね。

そういうキリスト教会の聖職者たちに対し、異論を唱えたキリスト者たちが新たに立ち上げた諸派の総称が『プロテスタント』なのです。

現在でもイエスキリスト信仰という根源は同じながらも、それぞれの教派が存在している状態が続いています。

神のもとへ召されゆく

プロテスタントの考え方では、亡き人は神のもとへ行き、神にすべてをゆだねるのだとします。

イエスキリストの死と復活のプロセスの内に生前の罪も贖われているのだと考えるのですね。

プロテスタントの葬儀は故人のための儀式ではなく、神への礼拝に重きをおかれます。

故人は罪を赦されて神にゆだねられたのだから大丈夫だよ、だからキリストへの信仰を新たにして神様への祈りを行ないましょうというスタンスなのですね。

この記事ではプロテスタントのお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりました。

この記事があなたの葬儀参列の一助となれば幸いでございます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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