ほら、また文字がにじんでしまいましたね。
ポールペンで書いた文字を蛍光ペンでマーキングすると、蛍光ペンのインクがボールペンのインクを連れていってしまい、文字がぼんやりとにじんでしまうことが多いですよね。
ボールペンの字がにじまない蛍光ペンがあったら筆記もはかどるというものです。
この記事では蛍光ペンの宿命ともいえる文字のにじみに対応した ゼブラ ジャストフィット モジニラインの使用感などについて綴ってまいりますのでどうぞお付き合いください。
○ にじませない蛍光ペンがどんなものなのかを知りたい。
そもそもなぜ蛍光ペンは文字をにじませる?
蛍光ペンで文字にラインを引くとにじんじゃう…。
この現象は水性ボールペンを使用した時に多く発生します。
蛍光ペンのインクに使われている溶剤が水性ボールペンのインクに反応して、文字をにじませてしまうんです。
インク同士の反応なので、たとえボールペンの文字が乾いていたとしてもにじみが発生するんですよね。
油性ボールペンやシャーペンだったらあまりにじむこともないのですが、近頃は水性ゲルのボールペンが書き味などもよく人気があるため使用比率が高く、その分にじみに悩まされる人も多い傾向にあるようです。
ジャストフィットモジニラインの使用感
水性ボールペンの文字をにじませない蛍光ペン『モジニライン』の使用感などをみていきましょう。
使いやすいポイント
○ イオンの力でにじませない
蛍光ペンのにじみ対策としてゼブラが開発したのは、イオン成分を配合した新しいインクでした。
水性ボールペンのインクがマイナスの帯電をしていることに着目し、プラスの帯電をするインクを用いることでプラスとマイナスのインク同士を結合させて、インクを定着させるという仕組みです。
なんだか科学的でよくわかりませんが、その効果は抜群で文字をにじませずにラインを引くことができます。
にじませない蛍光ペンの名は伊達ではないということですね。
○ 柔軟性のあるペン先
キャップを開けるとよく見慣れた斜めカットのペン先が現れます。
なんとこのペン先、グニャっとしなるんです。
固いペン先に比べて、しなるペン先だと紙に沿ってフィットしてくれるので、ラインがとても引きやすい。
やわらかフィットの感触がとてもクセになってしまい、いつもより多めにマーキングしちゃいそうな気持よさです。
使いにくいポイント
○ 裏写りにはご用心
蛍光ペンの弱点といえば、にじみと裏写りですよね。
モジニラインはにじみ問題をうまくクリアしたペンですが、裏写り対策はされていません。
さらに、やわらかくしなるペン先が自然と筆圧の上昇を誘発してしまい、紙にインクがしみこむ量を増加させてしまうので、特に書き出し部分で濃い目の裏写りが起こってしまいがちです。
裏写りが気になるならば筆圧を軽めにして使用したり、厚めの用紙を使用したりなどの対策が必要ですね。
○ クリップが…ない
ペンにはクリップがあたりまえに付いていると思いがちですが、モジニラインにはクリップがありません。
転がり防止の突起が申し訳程度についているだけですね。
どうせ筆箱やペン立てに入れるんだから、クリップなんていらんだろ…ということなのかどうかはわかりませんが、ポケットに入れて持ち運びたい人もいるでしょうし、バンドにクリップをはめて固定するペンケースもあったりするんですよね。
クリップって案外有用なものなんです。
ゼブラ製品のそろい踏み
ゼブラが発売している水性ジェルボールペンのサラサ。
可動式のクリップと書き味の良いジェルインクで水性ボールペンの王道ともいえるペンです。
そんなサラサシリーズに、蛍光ペンで線を引いてもにじまないサラサマークオンという製品があります。
従来のサラサよりも耐水性と紙への固着性を向上させたインクを採用し、【蛍光ペンをひいてもにじまない】を実現しています。
『モジニライン』と『サラサマークオン』
にじませない蛍光ペンとにじまないボールペン。
もうこのふたつの製品があれば、にじみ対策は十分だよというわけなんです。
矛と盾ではなくて、相乗効果なのですね。
見やすい記録を残しましょう
ゼブラジャストフィットモジニラインの使用感などについて綴ってまいりました。
蛍光ペンを使うときの悩みの種だった、文字のにじみを解消してくれる頼もしいペンでございます。
にじみ対策に特化した製品なので、万能であるというわけではありませんが、
キレイにノートをまとめたい
資料をちゃんと仕上げたい
という欲求にはしっかりした結果を出してくれますよ。
何度見返してもうっとりするような記憶に残るノートを作っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。