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日蓮宗のお葬式ってどんな流れ?【さらりと解説】

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お葬式へ参列した時に、宗教者がどのような意味の儀式を行っているのか考えたことはあるでしょうか?

 

棺の近くに寄って何やらやっているな

木魚がリズムを刻んでいるように聞こえるな

いきなり雄たけびをあげたり、いい声で歌ったりしているな

 

葬儀での儀式はひとつひとつ意味のある事を行なっています。

全てを知るべきだとは思いませんが、少しでも理解を深めるとお葬式に対する考え方が変わってくるはずです。

この記事では日蓮宗のお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりますのでどうぞお付き合いください。

こんなお悩みを持つあなたへ…
○ 日蓮宗の家系なので、お葬式などについて知っておきたい
○ 日蓮宗のお葬式に参列するので、基本的なことを知りたい

日蓮宗ってどんな宗教なのです?

赤い?

日蓮宗は比叡山で学んだ日蓮聖人が、『法華経』こそが仏の教えの究極であるという理解に到達し、その事実を布教するため鎌倉時代に開祖となりました。

法華経』は釈迦の教えの集大成であり、この世を懸命に生きていくための知恵であるとし、未来でも過去でもない今を生きていくことが大事であると教えてくれるもの…そういう存在なのです。

本尊は大曼荼羅南無妙法蓮華経と唱えます。

仏教において、開祖の人物名がそのまま宗教の名称になっているのは日蓮宗だけのようです。

日蓮宗のお葬式

お手合わせ

日蓮宗のお葬式は、故人に対し『法華経』を通じて仏と日蓮聖人の教えを説き、安らかな世界である霊山浄土(りょうぜんじょうど)へ導く目的で営まれます。

お葬式の中では『法華経』において特に重視するべき部分を唱えたり、『南無妙法蓮華経』と繰り返しお題目を唱える『唱題(しょうだい)』が行われます。

法華経』こそ教えの全てであるという教義の通り、葬儀においても『法華経』を軸に儀式を執り行っていくのです。

日蓮宗の葬送儀礼

寺院や地域によって異なる部分もありますが、基本的な日蓮宗のお葬式の流れは以下のようになります。

  1. そうらい【総礼】……導師・参列者が合掌して『南無妙法蓮華経』と三唱し、礼拝する
  2. どうじょうげ【道場偈】…諸仏諸尊を招くための声明を読み上げる
  3. さんぽうらい【三宝礼】…仏・法・僧の三宝に対し立座を繰り返して礼拝する
  4. かんじょう【勧請】…釈尊や日蓮聖人、諸仏諸菩薩を招く
  5. かいきょうげ【開経偈】…読経に際し『法華経』を讃え教えを守ることを誓う
  6. どっきょう【読経】…『法華経』の中で重要な部分の『方便品(ほうべんぽん)』などを読み上げる
  7. しゅさんにょうはち【咒讃鐃鈸】…ドラやハチを演奏し声明曲をうたい諸仏に対し供養をする
  8. かいかん【開棺】……導師が棺へと進み、扇で棺の蓋を軽く三回打って式文を唱える
  9. いんどう【引導】……導師が払子(ほっす)を三回振り、焼香をして引導文を読み上げる
  10. どっきょう【読経】…『法華経』の中で重要な部分の『如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)』を読み上げる、このタイミングで焼香となる
  11. そくん【祖訓】……日蓮聖人の遺した文章を読み上げる
  12. しょうだい【唱題】…参列者全員で『南無妙法蓮華経』と唱える
  13. ほうとうげ【宝塔偈】…『法華経』の功徳を讃える偈文を唱える
  14. えこう【回向】……故人へ法要の功徳を振り向けて成仏を祈念する
  15. しせい【四誓】……人々を救うための誓いの言葉を唱える
  16. さんき【三帰】……仏・法・僧の三宝に帰依し、仏道に精進することを誓う
  17. ぶそう【奉送】……諸仏諸尊をお送りする声明を読み上げる

ちなみに通夜では、『法華経』の主要な部分が唱えられ、お題目を唱題し、説法が行われるという流れが多いです。

文字で表す曼荼羅

仏教で耳にする言葉に『曼荼羅』というものがあります。

ご存知の方もいるかと思いますが、『曼荼羅』と聞くと諸仏の像が描かれた荘厳な絵画のようなものを思い浮かべるのではないでしょうか。

日蓮宗で本尊とされる『大曼荼羅』は諸仏諸菩薩が文字で表現されている曼荼羅です。

諸仏・諸菩薩・諸天・諸神と数多くの名が連ねる『曼荼羅』ですが、文字で表現されたそれも整然としていて、絵で表現された曼荼羅とはまた違った迫力が感じられますね。

中心に『南無妙法蓮華経』と書かれており、『法華経』の教えに集う諸仏の姿が文字のみで表されています。

お葬式は旅立ちの儀式

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葬儀の場は死を迎えた人とその家族との別れの儀式をするものだ、という考え方が先立つものですよね。

人間は生まれたならば、長い人生を経たのちに、亡くなり仏のもとへ向かう

当然のことなのですが、自分の家族となるとその事実を受け止めきれなくなるものです。

故人がこの世から死後の世界へ安らかに旅立っていけるように、導師が導きつつ営むというのが本来の葬儀のあり方なのです。

故人が導かれていく儀式を見つめ、共に祈り、共に唱える…

大切な人の旅立ちを見守り、見送ることで遺族の気持ちも少しは穏やかになれるのではないかと信じてやみません。

この記事では日蓮宗のお葬式の流れなどについてさらりと解説してまいりました。

葬儀に対する理解の一助となれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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