単色ボディに金属部品と白いクリップ、アンティークなデザインの極細SARASAが登場しました。
ボールペンの芯は以前の極太ブームから一転して、極細ブームへと流れが変わっていますね。
手帳やノートなどで細かい字を書くことが必要になる場面があると、太字のペンではどうしても字が書けません。
極細の芯は書き味がカリカリ気味なのですが、SARASAの新機種にはなめらかに書ける秘密があるとか…。
この記事では極細の芯でもサラサラと書きやすい『ゼブラ サラサナノ』の使用感などについて綴ってまいりますので、どうぞお付き合いください。
〇 サラサナノは普通のボールペンに比べて高いけど、買って満足できるの?
サラサっていろんなタイプがありますよね
初代サラサの発売が2000年、以後の定番となるサラサクリップの発売が2003年と20年以上にわたりジェルインクボールペンの市場を牽引してきたサラサシリーズ。
高級仕様や学生向け、多機能ペンやインク性能の違いなど、サラサシリーズにはさまざまなタイプがあります。
個人的に気に入っているのは、蛍光ペンで引いても文字がにじまないサラサマークオンですね。
ジェルインクのボールペンって書き味がなめらかで使いやすいから、日常的にスタメンとして使用したいですよね。油性ボールペンの安定感もいいんですけど、インクの粘度などを考えると書きやすさではジェルインクボールペンのほうが好きだという人が多[…]
商品開発がしやすい汎用性とあざやかな発色が可能なジェルインクのおかげで、使いやすくていろんな色や性能が選べるボールペンとしていろんな世代に支持されています。
そんなサラサシリーズから新たに、書き味にこだわった機種サラサナノが登場しました、定番商品のボールペンはどのような進化をみせてくれるのでしょうか。
サラサナノの使用感
極細芯でも書きやすくて、愛着の湧くデザインをしているサラサナノの使用感をみていきましょう。
デザインは変われどクリップは継承
サラサを一躍ヒット商品に押し上げたのは、なんといってもバインダークリップですよね。
指で簡単に開閉できて、ポケットなどにもさしやすい人気のクリップです。
ペンを何気にもてあそぶときも、ついつい指でクリップをピコピコ動かしてしまう人も多いはず。
サラサのアイデンティティーであるバインダークリップは、サラサナノにもちゃんと採用されています。
白と透明のプラスチックパーツでできたクリップが、ノーマルタイプにはない高級感を演出していて、いいアクセントになっています。
サラサラの秘密は”うるふわクッション”
ボールペンはシャーペンやマーカーなどとは違い、金属部分が直接紙に触れるので、どうしても書き味がカリカリとなりがちです。
さらに芯が極細になるほど、カリカリがガリガリになってくる始末。
せっかく細い字が書けるようになったのに、なめらかに書けなかったらストレスがたまってしまいますね。
そんなカリカリする悩みを解決する『うるふわクッション』がサラサナノには搭載されています。
ノック部分の直下にバネが仕込まれており、そのバネが芯に加わる圧力を緩和して逃がしてくれるので、紙に芯が引っかかることも少なくサラサラと筆記をすることができます。
ノーマルのサラサと比べてみたら、うるふわクッションの効果は一目瞭然でした。
サラサラなめらかで書きやすい。
サラサナノの替芯は専用のものを使っているのかと思いきや、ノーマルタイプと同じリフィルなんですよね。
同じ芯でもギミックひとつで書き味がここまでよくなるんですね。
『うるふわクッション』…女性受けしそうなかわいらしいネーミングです。
金属のペン先がいいバランス
安価な価格帯のペンって、ボディすべてがプラスチック製というのがほとんどですよね。
サラサにも同じことが当てはまるのですが、プラスチックボディは軽くて扱いやすい反面、ペンの重心が定まらずフワついた筆記になることが多いです。
そしてサラサにはバインダークリップがあるので、重心がどうしてもペン尻に寄ってしまいます。
ペン尻が重いペンは、知らず知らずのうちにバランスをとりながらの筆記を要求されますので、書き味も安定せず長時間の筆記などには向いていません。
サラサナノのペン先は金属製なので、重心はおのずとペン先へ向かいます。
重心がペン先になることで筆記に安定感が生まれますし、うるふわクッションとの相乗効果もあって気持ちのいい書き味を体験することができちゃいます。
ジェルインクはいろんな色が出せる
ジェルインクは油性インクに比べて発色性が良く、多色展開をすることが容易にできます。
サラサナノは全32色展開で、インク色がそのままボディカラーとなっているので、使いたい色を選ぶときも簡単にピックアップすることができますね。
ぶっちゃけて言うと、普段使いなら32色も必要ないのですが、気に入ったマイカラーをチョイスできるというのはとても魅力的です。
自分の好きな色を5色くらい揃えたら、それだけでカラフルな手帳やノートを作れます。
書き心地を求める人のためのサラサナノ
この記事ではうるふわクッションでサラサラなめらかに書ける『サラサナノ』の使用感などについて綴ってまいりました。
筆記時の感触をなめらかにしてくれる機構と金属部品による低重心で、極細の芯でも安定してしっかり書ける高性能なペンでございます。
価格も200円+税とそこまで高価ではないので手に取りやすいですよね。
サラサ単色タイプの替芯と互換性がありますので、サラサナノの本体でリフィルをサラサマークオンやサラサドライなどのものに入れ替えて使うこともできますよ。
書きやすくなった定番ジェルボールペンのサラサナノは、その進化したボディを手に入れるだけでも使い方の幅が広がります。
価格差なんてまったく気にならない使いやすさに感動すること間違いなしです。
最後までご覧いただきありがとうございました。