黒のボールペンは真っ黒一色だけではなかった‼
黒といえば塗りつぶすような色のイメージですが、実はわずかな変化でいろんな表情を見せてくれるのです。
黒色の変化を味わうという感性は日本人ならではといってもいいかもしれませんね。
なぜならいろんなブラックのインクを楽しめるボールペンが売られているのですから…。
この記事では、6色展開の黒インクで趣のあるボールペン『サクラクレパス ボールサインiD』の使用感と色味について綴ってまいりますのでどうぞお付き合いください。
〇 ボールサインiDをつかってみたいけど、何色がいいんだろう。
ボールサインは元祖ゲルインクペン
ゲルインク・ジェルインク・ゲルインキなど呼び方はさまざまですが、水性ボールペンのなめらかさと油性ボールペンの耐水性を併せ持つゲルインクボールペンの元祖は、昭和59年にサクラクレパスが発売したボールサインなのです。
私も学生時代によくお世話になっていましたね。
当時は油性とか水性とかあまりよく理解していませんでしたが、直感的に「書きやすいペンだな」と感じて常用していた思い出があります。
ゲルインクは発色も優れていて多色展開をしているペンが多いです。
パステルカラーやラメ入り、メタルカラーなんかもあったりしてどの色にしようか迷うこと必至ですよ。
ボールサインにはキャップ式とノック式があり、どちらも豊富なカラーバリエーションで、選ぶ楽しさや書く楽しさを提供してくれるボールペンとして親しまれてきました。
ボールサインiDの使用感と色味
ゲルインクボールペンのボールサインが、令和の時代に提案する黒の魅力を味わうボールペン『ボールサインiD』の使用感などをみていきましょう。
持ちやすいボディと洒落たノッククリップ
ボールサインiDのボディ形状は、六角形と丸みを組み合わせた独得なものです。
六角形は子供のころから鉛筆で触れてきたホールド感の良い形。
丸みを帯びた六角形はすんなり手にフィットしてくれるとても握りやすい形ですね。
ボディは樹脂製なのですが、六角形スタイルのおかげでツルツル滑ることなく、しっかりグリップしながら筆記をすることができます。
ノック部分とクリップは一体型になっていて、おしゃれな見た目でございますね。
インク色を示す樹脂パーツとステンレスクリップのコラボは、艶やかさすら感じる上質なデザインとなっております。
これぞゲルインクという書き味
ゲルインクボールペンはなめらかな書き味が特徴です。
ボールサインiDもゲルインクボールペンらしい、紙の上を滑るようななめらかな筆記をすることができます。
芯のサイズも0.4と0.5の二種類から選べますので、用途に合った選択が可能です。
気になるところといえば、ペンの重心が金属クリップのペン尻に集中してしまっているので、人によっては不安定さを感じるかもしれませんね。
さして欠点らしい欠点もない、元祖ゲルインクのメーカーらしい安心できる使用感のボールペンといえるでしょう。
カラバリ6色の色味はどう?
あんなブラック、こんなブラック、いろんなブラックを味わえるボールサインiDの6つの黒インクをひとつずつ見ていきましょう。
ピュアブラック(ブラック)
これは黒…交じりっ気のない真っ黒です。
正式な文書を書くときはこの色を使いましょうという、まさにベーシックなブラックです。
ナイトブラック(ブルーブラック)
黒に寒色の青が混ざると、クールなブラックの出来上がりです。
これくらいの色ならば、ビジネスでも十分に使える感じですね。
フォレストブラック(グリーンブラック)
ブラック+グリーンになると、目にやさしい落ち着いた黒になりますね。
スケジュール帳や日記などへの筆記に向いているのではないでしょうか。
ミステリアスブラック(パープルブラック)
紫と黒が合わさると、名前そのままの神秘的な黒色になります。
普通のブラックに飽きて、気分を変えたいならパープルブラックでいきましょう。
気分もガラッと変わるはず。
カシスブラック(レッドブラック)
黒く燃える、深淵の炎みたいなレッドブラック。
ほのかに明るさも感じられる色味ですので、暗めのハイライトとして使ってもいいですね。
モカブラック(ブラウンブラック)
淹れたてのコーヒーの香りが漂うような、安らぎの黒色。
メニュー表やオシャレなPOPなんかに使うと、味わいがあっていいと思います。
日本では黒のボールペンが主流だけど…
いつも何気なく使っているボールペン、黒が基本で赤や青などが色物であるというイメージがあたりまえのように定着していますけど、海外に目を向けるとボールペンのベースの色が青という国も結構あります。
『なぜ青のボールペンが主流なの?』と思うかもしれませんが、その国ではそれが普通なのです。
『じゃあなんで日本のボールペンは黒がベーシックなんだい?』と返されるのがオチということです。
これは諸説あるようですが、歴史と文化の違いとでも言っておきますね。
日本人が今まで黒をベース色として筆記具を使ってきたからこそ、いろんな黒色を味わって楽しめるというマインドが備わっていったのかもしれません。
だってそうでなきゃいろんなブラックインクを楽しめるボールペンを作ろうなんて発想になりませんもん。
いろんな黒を味わってみて
この記事では『サクラクレパス ボールサインiD』の使用感とインク色について綴ってまいりました。
個性が尊重される世の中、ボールペンも自分らしい色を使って個性を引き出していきましょう。
ゲルインクで書き味なめらか、ブラックインクのさまざまな一面を見比べて自分好みを選んでください。
選びきれないなら6色すべて揃えて使ってもOK!です。
最後までご覧いただきありがとうございました。