覚えたいところを塗って隠して記憶しよう。
暗記って日本人の勉強法のスタンダードですよね。
学生さんの勉強はもちろん、学生を卒業した後も資格試験や趣味講座などのシーンで、暗記をしなければいけないタイミングがやってきたりします。
昭和の時代からある暗記ペンを使った学習法は、令和の今でもおなじみとなっていますね。
この記事では暗記ペンの元祖『ゼブラ チェックペン』とその進化形『チェックペンアルファ』の使用感などについて綴ってまいりますのでどうぞお付き合いください。
〇 暗記ペンって種類によって使いやすさが変わるの?
アイデア文具の暗記ペン
昭和57年発売のゼブラ チェックペンは、ペンでマークした部分の文字がシートで隠せて暗記がしやすくなるという画期的な商品でした。
受験戦争なんてワードが一般的になっていった昭和後期の世相も手伝って、チェックペンは受験生をはじめとする学生たちにとって欠かせない文具となりました。
教科書やノートがマーカーだらけになればなるほど「勉強ガンバってんなー」と自画自賛していたものです。
学生さんの勉強のパートナーであるチェックペンは使いやすく改良されながら、令和の今でも愛されている定番商品でございます。
チェックペンの使用感
暗記ペンの元祖チェックペンと進化したチェックペンアルファの使用感などをみていきましょう。
安定の使い心地、定番のチェックペン
まずはベーシックなチェックペンです。
ロングセラー商品だけあって基本的な使い心地は問題なし、文字も隠れて暗記の勉強もしっかりやることができますね。
暗記が完了した部分は専用の消しペンでラインを消して、もとの状態に戻すことができますので便利でございます。(一度消しペンで消した部分に再度ラインを引くことはできませんのでご注意を。)
チェックペンは裏写りが気になるなぁ
スタンダードで使いやすいチェックペンですが、インクの出方が良すぎて結構裏写りが起こってしまいます。
テキストのような厚め紙ならいいのですが、ノートのような薄い紙の場合はラインの書き出しなどで裏写りが発生します。
消しペンである程度元通りにできるのですが、消しペンのインクの出方が良すぎて、薄い紙だと紙面がごわついてしまいますので、ノートで使用するときは気を付けなければいけませんね。
暗記ペンの正統進化チェックペンアルファ
元祖チェックペンは色が少し濃い目で、暗記をしないときに文字が見づらかったり、インクが出すぎて裏写りが起こり紙面に影響が出ることもありました。
そんな悩みを解決し、より使いやすく進化したチェックペンアルファが2016年に発売されています。
チェックペンからの進化ポイントをみていきましょう。
明るい色使いで文字が見やすい
チェックペンアルファのインクは明るめの色がチョイスされているので、マークした部分の文字も見やすくなっています。
明るい色味ですがシートを使えばちゃんと文字が隠れますのでご安心を。
マーク下の文字が見やすかったら答え合わせもしやすくなりますし、教科書やノートも汚くなりませんね。(※チェックペンアルファは消しペンに対応していませんのでお気を付けください。)
やさしいタッチでにじみも少ない
チェックペンアルファのペン先は、通常のフェルトペンと違いやわらかくてしなるようになっています。
このしなるペン先は2014年に発売された蛍光ペン『ジャストフィット』のペン先と同じです。
というか、よく見るとチェックペンアルファのボディからキャップのディテールまで、ジャストフィットのそれですね。
やわらかくしなるペン先が紙面にやさしくフィットしてくれるので、ライン引きがはかどりますし、過度な筆圧を必要としないので、インク溜りもほとんどなく裏写りもありませんね。
太字と細字の使い分け?
チェックペンシリーズは、太いペン先と細いペン先の双頭タイプとなっております。
どちらも同じカラーのインクが出てくるのですが、これって細字の必要性はあまり感じませんね。
細いラインを引きたければ、太字のペン先をコントロールすればいいだけなのですから。
せっかく双頭タイプを採用しているのだから、片方がカラーで片方が消しペンとかにしてくれたほうが利便性がありますよね。
ダイソーの暗記ペンみたいな感じで…。
これから先も日本人の学びのお供に
この記事では暗記ペンの『ゼブラ チェックペン』と『チェックペンアルファ』の使用感などについて綴ってまいりました。
昭和の時代から学びの現場で活躍してきたチェックペン。
ペーパレスの時代というけれど、【字を書く・線を引く・文章を読む】などといった行為は、人間が学習するにあたってまだまだ重要視されることですよね。
便利な世の中になっても、学びの基本は不変なのかもしれません。
スマホばっかり使っていると、漢字の書き方を忘れてしまうとかそういうやつですよ。
暗記のためのチェックペンで大事なことを記憶に刻み付ける。
実際に手を動かしてペンを握り、ラインを引いて、シートで隠すという行為が記憶に残すための一助となるのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。