メイドインジャパンのアイデア文具【暗記ペン】を比べてみよう。
試験勉強、受験勉強に役立つツールの暗記ペン、文房具の中ではどちらかというと狭い市場なのですが、暗記勉強法に慣れ親しんだ私たちにとっては、常に需要のある文具です。
この記事では暗記ペンの主要な商品を厳選して紹介しつつ、テーマに沿った比較をしてまいりますので、どうぞお付き合いください。
〇 100円ショップに暗記ペンが売っているけど、これって使えるの?
選ばれし暗記ペンたち
今回の記事で使用する暗記ペンは以下の5種類でございます。
ゼブラ チェックペン
元祖暗記ペンのゼブラチェックペン。
昭和の時代から受験生に親しまれてきた定番商品です。
暗記ペンで引いたラインを消せる消しペンもあり、使い勝手もいいですね。
スタンダードとして無難な結果を残してくれるでしょう。
ゼブラ チェックペンアルファ
2016年に発売されたチェックペンの進化版。
元祖チェックペンの使用時に気になった、裏写りやにじみなどの課題をクリアしています。
消しペンには対応していませんので、完全な後継機種という立ち位置ではありません。
使いやすくなった兄弟機種ってイメージの商品です。
覚えたいところを塗って隠して記憶しよう。暗記って日本人の勉強法のスタンダードですよね。学生さんの勉強はもちろん、学生を卒業した後も資格試験や趣味講座などのシーンで、暗記をしなければいけないタイミングがやってきたりします。[…]
コクヨ チェックル
暗記用ペンの市場へ2015年に参入したコクヨが発売する商品です。
チェックルはシートで隠せるマーカーと、書いた文字をシートで隠せるペンという1本で2役の用途がこなせる暗記用ペン。
書いた字を隠せるという今までにない使用法で注目を集めています。
緑色のマーカーは消しペンに対応していますので暗記から修正までお手の物ですね。
コクヨ チェックルブライトカラー
チェックルの発売後に使用感などを調査して、フィードバックさせたバージョンアップ商品。
『色が濃すぎて通常時に文字が見えづらい』『そもそも消しペンを使うことがない』といったユーザーのために、消しペンには対応せず、見やすい色のインクを採用しています。
チェックルブライトカラーもチェックル同様に、1本で2役の暗記用ペンとなっています。
暗記といえば赤と緑のペンと下敷きを思い浮かべますよね。暗記ペンはテスト対策や資格試験の勉強などで暗記をするときに使用するアイテムですが、今や赤と緑だけではなくピンクやら青やらオレンジやらもありまして、すっかり勉強から遠ざかっていた私[…]
ダイソー 暗記用マーカーペン
100円ショップでも暗記ペンが買える時代になりましたね。
赤と緑のペン、赤と緑のシートがセットで100円+税という破格の商品展開です。
双頭タイプで片側がマーカー、片側が消しペンになっておりユーザビリティも高いですよね。
100円商品の実力はいかなるものなのでしょうか。
暗記ペンコンペをはじめましょう
厳選された暗記ペン。
ペンごとに特徴があり、長所短所があるようです。
というわけで、いくつかのチェックポイントで暗記ペンの実力をみていきましょう。
見やすさと隠れ具合
シートで隠したときの見え方は、どのペンでも暗記するのには不自由しないくらいに隠れてくれますね。
ダイソーのペンだけ少し見えそうな感じでしたが、普通の使用では特に問題ない範囲だと思います。
シートを使わない通常時の見え方ですが、これに関しては結果が分かれましたね。
見やすい順番に
- ゼブラ チェックペンアルファ
- コクヨ チェックルブライトカラー
- ダイソー 暗記用マーカーペン
- コクヨ チェックル
- ゼブラ チェックペン
となりました。
4位と5位はわずかな差でしたが、どちらもインクの色が濃すぎて文字をつぶしてしまっています。
3位は少し薄めの色で見やすくはあるのですが、インクの薄さが災いしてシートで隠しても文字が見えそうになったりするときがあります。
1位と2位は明るい色で通常時も見やすくなっており、シートで隠したときもバッチリ見えなくなっています。
裏写りと消しペンの性能
ノートのような薄めの紙で使うときに気になるのが裏写りですよね。
裏写りしにくい順に
- ゼブラ チェックペンアルファ
- コクヨ チェックルブライトカラー
- コクヨ チェックル
- ダイソー 暗記用マーカーペン
- ゼブラ チェックペン
という結果です。
1位はペン先がやわらかくしなるので、軽い力でラインが引けるということも作用して裏写りがほとんどありません。
2位と3位はほぼ同率ですね、チェックルは裏写りしにくいことを売りにしているので当然の結果ですが、ペン先が硬いため書き出しでインク溜まりが起こりやすいのでそこだけは注意です。
4位はインクの色味は薄めなのですが、インクの出が良すぎるので裏写りが起こりやすくなっていますね。
5位はインクの出が良くて濃い色のインクというダブルパンチで裏写り必至の状態となります。
暗記が完了した部分を消す。
まちがってマークしてしまった部分を消す。
消しペンでラインを消していると、化学の実験をしているみたいで楽しくなってしまいますね。
そんな消しペンの性能ですが、使いやすい順に
- コクヨ チェックル
- ゼブラ チェックペン
- ダイソー 暗記用マーカーペン
となりました。
1位の消しペンは、なぞったそばから色が消えていって透明になるすごいヤツです。
2位は透明になるのに少し時間がかかるのと、インクが出すぎて紙がへたってしまうことがあるので気を付けましょう。
3位は消しペンで色が消えていくのですが、透明にならず少し黄緑がかかった状態になりますね、文字が認識できるぐらいには色が消えてくれますので及第点としますが、気になる人は気になるというところです。
使いやすさと独自性
暗記ペンを使用するときなどに、使いやすさを実感できる独自性がペンごとに備わっています。
これについては使う人によって好みがあると思いますので、順位は決めずにどんな独自性を持つか紹介していきます。
- ゼブラ チェックペン
元祖暗記ペンのチェックペンは、赤と緑の2色と消しペンといういたってスタンダードな仕様ですので特筆するところはありませんが、比較的いろんなお店で売っていて手に入りやすいのが利点といえます。
- ゼブラ チェックペンアルファ
やわらかいペン先で紙にフィットしてくれるので、ラインがとても引きやすいですね。
緑・青・赤・ピンクの4色展開でノートをいろどりつつ暗記ができます。
- コクヨ チェックル
ラインを引くための緑ペンと書いた文字を隠せるオレンジ・ピンクの双頭タイプで暗記を幅広くサポート。
消しペンも使える多機能暗記ペンです。
- コクヨ チェックルブライトカラー
文字が見やすく進化した青ペンと、書いた文字を隠すことができるオレンジペンの双頭タイプです。
消しペンは使えませんが、見やすさと機能の割り切りで使いやすい暗記ペンとなっております。
- ダイソー 暗記用マーカーペン
暗記用の緑赤マーカーと消しペンの双頭タイプですよ、ダイソーもなかなか考えてますね。
キャップが固いとか、シートの色が薄いなど難点もありますけど、ガチで使いたいというのでなければ十分使用できます。
結果:チェックペンアルファを選ぶ
暗記ペンコンペをやってみた結果、ゼブラ チェックペンアルファが一番気持ちよく使えました。
しなるペン先の使い心地は最高で、インクの乗り方もベストでしたね。
次点でコクヨ チェックルブライトカラーが1本2役で使いやすかったです。
見やすいインクと双頭タイプの利点をうまく生かした機能性が好感触でした。
暗記ペンを使うなら、チェックペンアルファかチェックルブライトカラーで間違いないのですが、2本とも普通のショップにはあまり売っておらず、文房具店に行くかネット通販で購入するかの選択になります。
ということで、日本人の学びのお供である暗記ペンで楽しく勉強を進めていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。